英国原子力

【英国原子力規制・許認可シリーズ③】英国の包括的設計審査(GDA)を理解する

英国の包括的設計審査(GDA)は、新規原子炉設計を建設前に評価する制度として導入された。本稿では制度の背景、審査プロセス、主要事例を整理し、その本質と実務上のポイントを俯瞰的に解説する。
英国政治

高市首相とサッチャーをつなぐ考え方――積極投資と緊縮改革を分けて考える国家観

サッチャーは緊縮、高市首相は積極投資。一見正反対に見える両者の政策だが、分配を起点にせず、経済を国家主権の基盤と捉える思想には共通点がある。成長・財政・高圧経済の視点から、その違いと一致点を整理する。
英国原子力

【英国原子力規制・許認可シリーズ②】英国における原子力発電所の許認可の現状と規制アプローチ

英国の原子力発電所は、Nuclear Site Licence、環境許可、DCOという複数の制度で規律されている。本稿では、GDAを起点とした設計評価と各許認可の関係を整理し、英国規制がどのように機能しているかを整理する。
読書メモ

コーポレートガバナンスとは何か―三層構造で考える―

コーポレートガバナンスとは、不祥事を防ぐための理念ではない。経営者を誰が、どの立場で、どのように規律付けるのか。内部統制・経営管理・ガバナンスの三層構造から、日本企業で「止められなかった理由」を考える。
英国政治

なぜサッチャーは今も評価が割れるのか――勤勉・規律・市場改革が残した「修復されない分断」

マーガレット・サッチャーは、国家と市場の関係を根本から組み替えた政治家だった。改革は経済を再生させる一方、労働者階級と地域、そして資産をめぐる分断を固定化した。本稿は、サッチャーへの違和感がなぜ今も消えないのかを、思想・政策・記憶・構造の連鎖から読み解く。
英国政治

チャーチルの時代──例外としての指導者と、20世紀英国政治の構造

ウィンストン・チャーチルは常に時代の中心にいたわけではない。通常の政治が停止した戦争という例外状態でのみ、彼は決定的な役割を果たした。本稿は、政治が個人から構造へ移行する過程として20世紀英国を描く。
英国政治

ウィンストン・チャーチル理解のための英国貴族制度入門

はじめにこれまでの読書記事では、日本の戦後首相や経営者を中心に、その意思決定や時代背景を学んできた。次の段階として、視野を日本の外に広げ、自分が暮らしているイギリスについて、首相と政治経済の歴史を体系的に理解したいと考えるようになった。目的...
読書メモ

読書メモ『稲盛和夫伝 利他の心を永久に(北康利)』

松下幸之助に次ぐ「経営の神様」と称される稲盛和夫。本稿では、稲盛和夫の評伝を手がかりに、松下幸之助や孫正義との比較、そして三つのフィロソフィの考察を通じて、稲盛和夫という実業家が何を問い、何を実装してきたのかを考えていく。
読書メモ

読書メモ『松下幸之助 経営の神様とよばれた男(北康利)』

はじめに今回は、お気に入りの作家である北康利氏の評伝『松下幸之助 経営の神様とよばれた男』を読んだ。評伝を読むとき、私はまず「その人物がどの時代を生きたか」を確認する。誰と同時代に生き、どんな歴史的局面を経験したのかを押さえることで、個人の...
プラントネタ

読書メモ『核融合発電で世界はこう変わる 高嶋哲夫』

はじめに今回は、いつもと少し趣向を変えてエネルギー分野の本を読んだ。テーマは核融合である。普段のブログではあまり専門的な話題は扱わないが、本書を通じて「後から自分が振り返りたい」と感じる論点がいくつもあったため、読書メモを兼ねて整理しておき...