みなさんこんにちは、かみやです。今回はイギリスに入国してから生活基盤を整えるまでに行ったアクションを書きます。新しくイギリスに来る方の助けになれば幸いです。それでは参りましょう。
BRP (Biometric Residence Permit)カード
ビザ取得連絡通知のメールに記載の通り、入国後10日以内に指定された郵便局に出向いてBRPカードを受け取る必要があります。このBRPカードはパスポートの次に大切な書類ですので必ず受け取るようにしてください。
在留届提出
在英日本国大使館のWebサイトから在留届を提出することができます。外務省がイギリスに住んでいる日本国民の数を把握するために在留届は重要なのですが、一方で、後で書きます在留証明書の申請の際にも在留届を提出している必要があります。英国の運転免許証に切替の際にも届出が必要になっていますし、お世話になることもあるでしょうから、まずは在留届を出しておきましょう。
携帯電話SIMカード購入
SIMカードを購入しましょう。会社の比較などは既にあります他のブログ様を参考にすると良いです。Giffgaff、EE、Threeといった候補があると思いますが、私はGiffgaffを使う友人にアドバイス受けたこともあって、Giffgaffで携帯電話とiPadの2台分のSIM契約をしました。
GiffgaffではSIMカードを買えば必ず電話番号が付いてくる所が良いです。次の見出しの銀行口座開設で述べますが、銀行のオンライン口座開設の認証メッセージはイギリスの電話番号のみ対応で日本の電話番号では対応できません。
オンライン口座はイギリスでの生活で非常に重要です。理由は、日本ではお金の送金でPaypayやLine Payなどの送金アプリが人気ですが一方で、イギリスでは銀行での送金に手数料がかからないため、オンライン口座での送金が一般的だからです。(こちら友達からのマタギギです)
したがってSIMカードを選ぶ際には電話番号付きのプランを選びましょう。
Giffgaffでのプランの選び方では、As you pay goと呼ばれるプリペイド方式と、Monthly rollingと呼ばれる毎月決まったデータ使用可能量に戻ってスタートする方式がありますが、個人的には同じデータ容量で価格が安いMonthly rollingがおすすめです。
銀行口座開設
イギリスの銀行口座は給与口座として必要になります。イギリスにはHSBC、NatWest、Lloyd、Barclyasなど大手銀行がありますが、一般向け口座(Current Account普通口座)ですと凡そどこでもオンラインで開設できるでしょう。私は上で書いた内のひとつで口座開設しました。その際に必要になった書類は、BRPカードと、住所証明の書類です。
住所証明の書類としては、英国運転免許証あるいは公共の用役費支払請求書が挙げられますが、英国運転免許に切り替える予定のない方、会社提供の住居に住んでいる方は書類を揃えられない場合があるでしょう。私の場合は、会社マネジメントのサイン付きで、私が住んでいる住居を証明する書類を作ってもらいそれを提出することで銀行口座開設ができました。
また、銀行口座開設とともにデビットカードが発行されます。日本のクレジットカードを使用している方も多いと思いますが、為替換算の段階で手数料が取られています。外貨生活をして手数料から逃れることも大切かと思いますので、早いうちに日本のクレジットカードからデビットカード使用に切り替えることをお勧めします。
英国のクレジットカード発行については後日別ブログで記載しようと思いますのでお楽しみにください。ちなみにアメリカンエクスプレス以外クレジットスコアの引継ぎが難しい理解ですので、日本で良いステータスのクレジットカードを持っている方でも、アメリカンエクスプレス以外の使用では、イギリスでのクレジットスコアはゼロですので、一番ベーシックなクレジットカードの申請からになると思います。それ以外のクレジットカードを申請しても審査に通らない可能性が高いので気を付けましょう。
TrainlineとRail Card申込
ロンドン市内近郊ではUnderground(地下鉄)が通っていますが、遠出をする場合などは地下鉄ではなく、National Railwayを使うことになります。イギリスのNational Railwayは唯一1社運航ではなく、複数会社が運営しています。そのNational Railwayのチケットを探すのに有用なアプリがTrainlineです。希望の日時で最適な運転路線を提案してくれるため是非使うようにして下さい。
Railcardという割引カードがあります。Railcardという制度の中に、年齢割や家族割など様々な割引制度を適用させることができて、自分に当てはまるRailcardを購入できる制度です。私の場合は年齢に関するRailcardを購入できました。例えば私のRailcardは購入後1年間列車チケット代が33%引きになるものでしたので、Railcard購入金額分は直ぐに元が取れました。
このRailcardはロンドン市内で使えるOystercard(バスや地下鉄で使えるパスモのようなもの)と連携ができて、Oystercardでの運賃にも割引が適用できますので、イギリスに来られた方は、まず自分がRailcardを購入できるか確認し、購入できるのであれば直ぐに購入してください。OystercardとRailcardをリンクさせるのは、地下鉄の駅かNational Railwayの窓口でできます。
留意点は、Oystercard裏面の個体番号を使って個人登録した後2日間がシステム反映に必要であることです。これは駅員に言われました。ですので、Oystercard登録後は直ぐにはRailcardとリンクできないので焦らないように気を付けてください。
在留証明受領
在留証明は在英日本国大使館で発行できます。費用は£10弱、即日発行です。大使館Websiteから来館日時を予約します。私は予約時刻に行ったらほぼ定時に窓口に呼ばれました。オンライン申請及び支払も可能ですが、オンラインの場合は即日発行ではなく、オンライン申請後4営業日後に窓口受取が可能と聞きました。制度変更があるかもしれませんので確実なことは大使館に質問ください。
私が在留証明を取った理由は個人型確定拠出年金の住所変更のために英国の現住所証明が必要だったからです。公共機関発行の住所証明が必要でしたが、英国運転免許証も用役費請求書も持っていないため、大使館の公印付きの在留証明書を使用しました。
在留証明書発行に必要な書類は、①パスポート②BRPカード③現住所付の銀行口座ステートメント、です。
ですので、在留証明書発行までのプロセスの初めは会社に現住所を証明してもらう資料を依頼するところから始まるのです。是非頭の片隅に入れておいてください。
さいごに
いかがでしたでしょうか。イギリス入国後にも生活基盤を整えるために、契約をしたり、出向いたり、時間をかけることになります。イギリスでは日本に比べてオンラインが発達していると感じており、役所に出向いたり、ということは少ないように感じますが、それでも銀行に行ったりすることはあります。
新生活が始まって時間のやりくりなど難しい中でも時間を見つけて早く基盤を整えられるよう、このブログを参考にしてスケジュールを練ってみてください。応援しています。