かみや

英国政治

Brexitだけでは語れないDavid Cameron

EU Referendumで知られるDavid Cameron。しかし『For the Record』を読むと、金融危機後の英国を安定させ、2015年に信任を得た首相としての姿が見えてくる。
日本政治

吉田茂という運命――戦後日本が必要とした危機の指導者

北康利氏の『吉田茂 ポピュリズムに背を向けて』を読み、私が考えたのは「なぜあの時代に吉田茂だったのか」という問いだった。本稿ではチャーチルとの比較を通じて、危機の時代が求めたリーダー像について独自に考察する。
日本政治

安倍晋三は小泉改革の後継者だったのか――アベノミクスの成果と限界を振り返る

服部龍二『安倍晋三』を手掛かりに、安倍晋三の政治的ルーツとアベノミクスを再検討する。金融緩和は市場の期待を変えた一方で、その成果はなぜ家計に十分届かなかったのか。三本の矢の成果と限界を中立目線で振り返る。
日本政治

小泉政権の経済政策をどう評価するか––失われた30年の転換点としての意味

小泉政権は不良債権処理と構造改革によって日本経済の一定の回復をもたらした。しかしその回復は外需と企業部門に偏り、内需は弱いままだった。その選択は回復だったのか、それとも長期停滞の起点だったのかを考察する。
英国政治

若松邦弘『わかりあえないイギリス』から読む――ブレアからスターマーまでの政治と分断

ブレア期に成立した「開かれた国家」は、金融危機やBrexitを経て大きく揺らいだ。分断はなぜ生まれ、いまも解消されないのか。スターマー政権と2026年地方選挙から現在の政治を読み解く。
英国政治

どのようにブレア政権を評価するか――サッチャー後の英国で進めた統合の政治とその限界

サッチャーが作り変えた市場中心の英国を前提に、ブレアは分断の修復に挑んだ。最低賃金や教育・医療改革、北アイルランド和平など一定の成果を上げた一方で、イラク戦争がその評価を覆した。成功と限界が交錯した10年を読み解く。
英国原子力

【英国原子力規制・許認可シリーズ①】英国原子力の歴史を振り返る:1950年代からの変遷と停滞、再構築

英国の原子力は1950年代に国家戦略として始まり、一時は世界をリードした。しかし技術や政策の選択により長い停滞を経験する。現在は脱炭素とエネルギー安全保障を背景に、再構築へと動き出している。
英国原子力

【英国原子力規制・許認可シリーズ⑧】英国のTCPAを理解する:「影響評価」と「解釈」で読み解く開発許可制度

TCPAを理解する鍵は「影響」と「解釈」にある。ボーリングを例に、影響評価と行為の位置付けから判断が導かれ、Local Planning Authorityとの対話によって成立する実務の構造を解説する。
英国原子力

【英国原子力規制・許認可シリーズ⑦】英国のEnvironmental Permitを読み解く―facility単位で整理する規制構造

Environmental Permitはプロジェクト単位ではなく、regulated facility単位で発行される。本稿ではEPRの条文構造を起点に、RSR/Non RSRの位置づけとPermit体系を整理する。
英国原子力

【英国原子力規制・許認可シリーズ⑥】英国のDCOプロセスを理解する:構造と資料から読み解くNSIP

DCOはプロセスと文書の関係で理解する必要がある。本稿ではEIAから申請書構造までを整理し、実務で迷わないための読み方を体系的に解説する。